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菊花賞
【G1】攻略戦
鈴木健一があなたを導きます
うまとみらいと鈴木健一より
菊花賞【G1】攻略戦
明日の10月25日(日曜日)はG1菊花賞、
レースを正しく読み解き、実力馬を見抜いていきましょう。
今年の菊花賞は春の二冠、皐月賞と日本ダービーを共に制した無敗のコントレイルの、父子での無敗の三冠、そして同一年での牡馬牝馬三冠達成という史上初の偉業がかかります。
もちろんそれ以外にも、ダービー3着で神戸新聞杯2着のヴェルトライゼンデや、4連勝でセントライト記念を勝ったバビット、弥生賞勝ち馬でセントライト記念2着のサトノフラッグ。
菊花賞らしく上がり馬も魅力で、条件戦を2連勝中のディアマンミノルやダノングロワール、アリストテレスと前哨戦で3着に入り権利を得たロバートソンキーなど一発を秘めた馬が多数出走します。
出走する全馬にとって初めての距離となる菊花賞。
コントレイルの三冠達成に注目が集まりますが、一筋縄ではいかない、虎視眈々と最後の一冠を狙っている馬が多い印象です。
今後の古馬中長距離戦線を占う一戦ですが、
コントレイルを中心に一発を狙う馬の下克上レース、それが2020年の菊花賞です。
【菊花賞-京都芝3000m】
菊花賞が開催される京都3000mは、、、
外回りで向正面スタート、6つのコーナーを回るコースです。
最初のコーナーまでの距離は217.4mと短く、内枠有利なコースです。
京都競馬場の最大の特徴にして一番の難所である
「淀の坂」を2度通過する非常にタフなコースとなっています。
割と速いペースで淡々としたラップを刻みますが、
第3~4コーナーでの攻防は非常に重要なポイントとなります。
第3コーナー途中からの下りで勢いに乗った先行馬が一気に突き抜け完勝という菊花賞は良く見受けられますし、3歳3000m戦ともなると後方から切れる脚を使えるだけのスタミナを残す事が難しい点から第4コーナーでの位置取りも重要になってきます。
※菊花賞では2400mを走り終わった後の600mが
「上がり3ハロン」となり、3歳馬のスタミナでは切れ味は残らないことが多い
そのため、中距離戦と同じような最後の切れ味は期待できず、
前走キレ負けしたものの、勢いが衰えなかった馬の好走が目立つ舞台でもあるので、
3000m持つだけの体力を持った長く良い脚を使える馬を狙いましょう。
ただし、馬場が荒れてくれば、タフな馬場でも力強く走れるスタミナのある馬が、
馬場が良いようであれば、スピードやキレのあるタイプの馬が台頭するでしょう。
菊花賞の過去成績を読み解けば、、、
菊花賞に出て来る馬は、前哨戦の「神戸新聞杯」「セントライト記念」を叩いて出走してくることが多く、前走別レース成績は神戸新聞杯(8-6-5-54)セントライト記念(1-2-2-40)と非常に高い傾向が見られます。
過去10年間、馬券に絡んだ馬の8割はどちらかのレースで叩いており、つまり、
神戸新聞杯、セントライト記念の出走馬の中に、今年の菊花賞馬も隠れているという事です。
軸馬に「前走キレ負けした内枠の先行馬」を据え、
相手馬に「軸馬と同型、又は、機動力のある馬」を据えて勝負。
【菊花賞-競馬解析評価】
【菊花賞-脚質傾向】
●逃げ馬 / 先行馬
07番ディープボンド
08番アリストテレス
09番アリストテレス
11番バビット
17番キメラヴェリテ
18番ビターエンダー
●差し馬 / 追込馬
01番ディアマンミノル
02番ガロアクリーク
03番コントレイル
04番マンオブスピリット
05番サトノインプレッサ
06番ヴェルトライゼンデ
10番サトノフラッグ
12番レクセランス
13番ロバートソンキー
14番ヴァルコス
15番ブラックホール
16番ターキッシュパレス
【菊花賞-調教後の馬体重】
馬名 | 馬体重 | 計量日 | 前走 |
01番ディアマンミノル | 464 | 10月22日(木曜) | 464 |
02番ガロアクリーク | 502 | 10月21日(水曜) | 502 |
03番コントレイル | 468 | 10月21日(水曜) | 460 |
04番マンオブスピリット | 486 | 10月21日(水曜) | 486 |
05番サトノインプレッサ | 492 | 10月21日(水曜) | 484 |
06番ヴェルトライゼンデ | 498 | 10月22日(木曜) | 488 |
07番ダノングロワール | 490 | 10月22日(木曜) | 484 |
08番ディープボンド | 494 | 10月22日(木曜) | 490 |
09番アリストテレス | 470 | 10月21日(水曜) | 466 |
10番サトノフラッグ | 490 | 10月22日(木曜) | 486 |
11番バビット | 456 | 10月21日(水曜) | 462 |
12番レクセランス | 484 | 10月22日(木曜) | 484 |
13番ロバートソンキー | 480 | 10月22日(木曜) | 474 |
14番ヴァルコス | 500 | 10月22日(木曜) | 496 |
15番ブラックホール | 436 | 10月22日(木曜) | 444 |
16番ターキッシュパレス | 476 | 10月21日(水曜) | 468 |
17番キメラヴェリテ | 552 | 10月22日(木曜) | 540 |
18番ビターエンダー | 480 | 10月22日(木曜) | 474 |
※前走から+10キロ以上の増加を赤字で表記しています。
【菊花賞-注目馬 & 注目穴馬★ 見解】
03番コントレイル(注目馬)
ここまで皐月賞と日本ダービー、父ディープインパクト以来となる無敗での二冠制覇を達成してきましたが、ついに三冠達成の大偉業へと挑みます。最終菊花賞の舞台は3000mという未知の距離となりますね。距離の延長に関してはダービーの前にも不安があると言われてきましたが、そこはやはりこの馬の完成度の高さとレースでの操縦性の高さで克服できるのではないでしょうか?調教ではいつもより坂路でのタイムが遅くなりましたが、追い切りの日は馬場が重く軒並みタイムが遅くなっていましたから、そこまで気にするものでもないでしょう。あとは、当日の馬場状態も気になります。先週までの雨の影響を受けある程度芝の状態も悪くなっていそうですが、あまり悪くならないようであればこの馬の力を出し切ることで勝ち切れる印象。それくらい他の馬というより自分との戦いになりそうな状況です。デアリングタクトに続き、史上初めての牡馬牝馬三冠達成を見てみたいというのが率直な気持ちですね。
06番ヴェルトライゼンデ(注目馬)
ダービー3着、神戸新聞杯2着と常に堅実な末脚で世代上位の実力を示してきました。前哨戦となった神戸新聞杯でも、トライアルらしい末脚を測るような乗り方で本番での上積みを感じさせる内容でした。兄に昨年の菊花賞勝ち馬ワールドプレミアがいて、この舞台に代わることがマイナスとはならないでしょう。直前の調教では、併せ馬で遅れましたが、併せた馬が調教駆けする馬だったこともありますが、この馬自身前走よりは気配が上がってきていますしそこまで心配するものではないでしょう。出来れば荒れた馬場状態になった方がこの馬の良さをより発揮できそうです。
09番アリストテレス(注目馬)
2走前の1勝クラスから2連勝で臨むまさしく上がり馬です。鞍上にルメール騎手を配置し、最後の一冠を狙いに来た印象がありますね。春はすみれS2着という成績こそあっても、体質や気性の問題からなかなかスムーズに走ることが出来ていませんでした。ですが、一休みしての2走前から気性も体質も強くなってきたようで、そこから結果に結びついてきたようです。父は先週無敗の三冠を達成したばかりのデアリングタクトと同じエピファネイア。その父も現役時代にこの菊花賞を制していることから、息子であるこの馬にも期待がかかります。
10番サトノフラッグ(注目馬)
前走セントライト記念では、4コーナーでは勢いよく上がっていきあわやという場面がありましたが、休み明けの影響もあったのか2着と敗れました。ですが、この馬の武器は前走や勝った弥生賞でも見せた4コーナーから一気に動いていける機動力です。そういった意味では、菊花賞の舞台である京都3000mではコーナーを6回も回るコースで、4コーナーで手前から仕掛けるレース展開にもなりやすいことからこの馬に向いた展開になるのではないでしょうか。仕掛けどころさえ間違えなければ上位進出も可能でしょう。
11番バビット(注目馬)
ここまで未勝利戦から4連勝で本番菊花賞へ挑みます。4連勝、そのすべてにおいて逃げ切りと、非凡なスピードを見せてきていますが、今回は初の3000m。前走で2200mを強い勝ち方でこなしてはいるものの、さらに距離の伸びる本番は未知数です。ただし、調教状態に関して、1週前は栗東CWで行いましたが、これまで体質が弱く出来なかったCWでの調教が出来ており、さらにその動きも抜群。最終追い切りはいつも通り坂路で軽めとこれまでの4連勝を達成してきた時よりも中身の濃い調整過程を積めています。操縦性も高く鞍上の指示にも従順。必ずしも逃げなければいけない馬ではないと思っていますし、展開次第ではありますが、5連勝で最後一冠奪取もあり得ない話ではないと思います。
★13番ロバートソンキー(注目穴馬)
1勝馬の身で臨んだ前走神戸新聞杯もゴール前最後に差されたものの3着となり、本番への出走権利を得ました。初勝利は1600mだったものの、距離は伸びて良いタイプなだけに、本番距離が延びるにあたってプラスが見込める馬の1頭です。鞍上の伊藤騎手は今回が4度目のG1挑戦。前回の様にコントレイルをマークする形で直線まで我慢できれば最後の直線はじけてくれるのではないでしょうか。
これら菊花賞の傾向をよく理解し、
18頭の中に潜む実力馬を見抜き馬券にしていきましょう。
次のメッセージは10月31日(土)18時
秋のG1に合わせてこのメッセージの中で攻略記事を公開していきます。
冷静で慎重な判断によって負けない競馬を実践し、
少しずつ生まれてくる「余裕」の中でのみ勝つための攻める競馬をしていきましょう。
基本に忠実に、自分自身をコントロールしながら、
焦らず着実に前へと進んでいくようにしましょうね。
そして実力馬を見抜く目を養いましょう。
今進んでいる道は、間違いなく正しい道です
負けない競馬を極め、勝つための攻める競馬へ
そして夢の実現へと、私と共に進んでいきましょう
次のメッセージは、10月31日(土曜日)18時です。
* * *
【うまとみらいと総合サポート窓口】
miraito@miraito.collabo-n.com
最後に
私が大切にしている言葉を伝えます
人と人との間にあるもの、そして、
私とあなたとの間にあるもの、それが、
信頼
欠かす事はできません。
だからこそ、私はあなたとの信頼を何よりも大切にしているのです。
この信頼は、これから更に強いものになるでしょう。
私とあなたが、これから共に競馬と戦っていく中で。
共に進みましょう、私とあなたの思いは同じです
うまとみらいと鈴木健一より