お世話になります。
ヒットメイクサポーターの神田勘助です。
突然ですがあなたに質問です。
「本能寺の変」で織田信長が明智光秀の謀反により
亡くなったのは知っていますよね。
でも「本能寺の変」がなぜ起こったのか、
その裏で何があったのか、あなたは知っていますか？
実を言うと「本能寺の変」に関しては謎が多く、
明智光秀が実行したが、裏で誰か動いていたのでは？
というのがずっと言われています。
今週の【勘助ジャーナル第26号】は、
そんな「本能寺の変」に関する謎についてご紹介します。
本能寺の変に関する説は10を超える！
本能寺の変を起こした明智光秀の裏に黒幕がいたのでは？
というのはよく言われますが、
その黒幕が誰なのかが未だに分かっていません。
それに最近では、「黒幕はいなく単独犯だったのでは？」
とも言われています。
それでも黒幕説を否定することはできなく、
現在でも10を超える説があります。
- 朝廷が黒幕説
- 将軍である足利義昭黒幕説
- 羽柴秀吉黒幕説
- 徳川家康黒幕説
- 長宗我部元親黒幕説
- 毛利輝元黒幕説
- オランダ黒幕説
- 商人黒幕説
など、無数にあります。
そんな中でも最も有名で有力とされている、
- 将軍である足利義昭黒幕説
- 羽柴秀吉黒幕説
- 徳川家康黒幕説
この3つについてご紹介していきます。
将軍である「足利義昭」黒幕説
まず1つ目が15代将軍である「足利義昭」黒幕説です。
まず足利義昭が将軍になったのは、元々信長が後押ししたから。
信長は「将軍」という後ろ盾を得ることで権威を得ようとしたんですね。
でも途中から仲違いが始まり、足利義昭は信長を討つべく
「信長包囲網」を仕掛けるという事件もありました。
でも結局は信長を討つことはできず、京から追放される結果となります。
ではなぜ「足利義昭黒幕説」が唱えられているのか。
それは京を追放後も、義昭は復権すべく、
いろいろと根回しや信長の敵対勢力とも連絡を取り合っていたんです。
特に明智光秀は元々足利義昭に仕えていた人間なので、
それも影響し「足利義昭が黒幕なのでは？」と言われています。
「羽柴秀吉」黒幕説
続いては「羽柴秀吉」黒幕説です。
信長に仕えていた時の羽柴秀吉と明智光秀はライバル同士であり
明智光秀には先を越されたくなかった。
「だから秀吉は光秀をそそのかして謀反を起こさせたのでは？」
と言われています。
それに、本能寺の変が起こった際に秀吉がいたのが岡山県。
そしてその後「本能寺の変」の知らせを聞いて、
約2日間で自分の居城であった「姫路城(兵庫県)」に引き返しました。
その距離約110km。
この「2日で110km走った」というのが怪しく考えられています。
(通称「中国大返し」)
当時は重い装備や武器をつけており、
走るのにも一苦労。
道路も整備されていませんし、岡山県でも戦いを続けていました。
その後約2日間で110kmを走り切る。
相当な準備が無いと難しそうですよね。
こういったことから、
「秀吉は本能寺の変が起こることを知っていたのでは？」
と考えられ「秀吉黒幕説」が唱えられています。
ただこの「羽柴秀吉黒幕説」はフィクションとしては面白いのですが、
「証明は不可能」だとも言われています。
というのも資料が少なすぎ、仮に秀吉が黒幕だったとしても、
当時の秀吉はその記録を消しているだろうと言われています。
そう考えても、
証明は難しそうですよね。
徳川家康黒幕説
最後が家康黒幕説です。
信長はかつて、家康の正室である「築山殿」と
嫡子(家の跡継ぎをする子供)である「徳川信康」を殺しています。
その際の因縁や恨みもあり、
「明智光秀と共謀したのでは？」と言われています。
確かに自分の妻を殺されたら、
恨みがあるのも分かりますよね。
ただこの説には1つ穴があり、
本能寺の変後、徳川家康は明智光秀から逃げるために、
山を越えているんですね。(通称「伊賀越え」)
この山を越えるのが相当大変だったらしく、
途中で落ち武者狩りに命を狙われかけたこともありました。
そういったことから考えても、
「そこまでのリスクを負って本能寺の変を起こすの？」
という疑問もあり、
現在では疑問視されている説の1つです。
ただ自分の妻を殺された恨みは、心の奥底でずっと抱えていたでしょうね。
まとめ
今週の【勘助ジャーナル第26号】では、
「本能寺の変」の黒幕説について紹介してきました。
最近では「明智光秀が単独で行った」という説が
最も有力ではありますが、証拠はありません。
それに色々と想像を膨らませるのであれば
「羽柴秀吉黒幕説」などは面白いですよね。
まだまだ歴史上には謎に包まれた事件はたくさんあるので、
今後も紹介していきますね。
それでは失礼いたします。
