チャンピオンズカップ
G1攻略戦
斎藤英志があなたを導きます
うまとみらいと(テキダン)斎藤英志より
チャンピオンズカップ【G1】攻略戦
明日の12月04日(日曜日)はG1チャンピオンズカップ、
レースを正しく読み解き、実力馬を見抜いていきましょう。
今年のチャンピオンズカップは去年の勝ち馬テーオーケインズが中心。
その他、3歳勢クラウンプライドやノットゥルノ、ハピなど重賞路線で活躍してきた組と新興勢力の古馬グロリアムンディやジュンライトボルトなどがぶつかり合います。
直近に行われたJBCの結果がそのまま反映されるのか、それとも新しいチャンピオンの台頭があるのか。
中京1800mを舞台に、新たなダート界の王を決めるレース、それが2022年のチャンピオンズカップです。
【チャンピオンズカップ-中京ダート1800m】
チャンピオンズカップが開催される中京1800mは、、、
コーナーを4つ周るコースで、第1コーナーまでの距離は291.8mと短め、
最後の直線は高低差3.4mの坂を持つ410.7mの長い直線、
これだけ見ると先行争いが激しく、最後の長い直線に分がある差し馬が有利に見えますが、 最初のコーナーから向こう正面にある上り坂でペースが緩むため、「逃げ馬、先行馬」が有利です。
それでも前有利と言われるダートチャンピオンを決めるレースなので、
先行力で他馬を負かしてきた馬も多く、ペースが落ちつかなくなる場合も充分考えられます。 そこを判断し、当日情報まで取り入れた予想をすると良いでしょう。
また、スタミナ切れの馬が勝てるほど甘いレースでもなく、
一息入れるのが下手な馬は直線で失速は避けられず、勝負にならないでしょう。
軸馬に「内に潜って一瞬の脚が使える先行馬」を据え、
相手馬に「軸と同型、又は、一息入れるのが上手い馬」を据えて勝負。
【チャンピオンズカップ-脚質傾向】
●逃げ馬 / 先行馬
01番グロリアムンディ
02番サンライズホープ
07番オーヴェルニュ
09番ノットゥルノ
10番クラウンプライド
11番バーデンヴァイラー
12番テーオーケインズ
13番シャマル
16番レッドソルダード
●差し馬 / 追込馬
03番ハピ
04番スマッシングハーツ
05番ジュンライトボルト
06番レッドガラン
08番サンライズノヴァ
14番タガノビューティー
15番サクラアリュール
【チャンピオンズカップ-競馬解析Lv2相対実力評価&レース評価】
【チャンピオンズカップ-注目馬 & 注目穴馬★】
12番テーオーケインズ(注目馬)
昨年のこのレースを6馬身差の圧勝で制した、現ダート界のトップホース。前走JBCクラシックも仕上がり途上の状態ながら2着以下をものともしない勝ちっぷりで勝利。
一叩きされた今回はさらに状態アップが見込めそうで、連覇も濃厚ではないでしょうか。唯一付け入る隙を見つけるとすれば、重箱の隅をつつくようなものですが、恐らく目標を来年のサウジやドバイのレースに据えているのではないかという点です。
そのため、今回目一杯仕上げてこないのであれば、他の馬にもチャンスが巡ってくるかもしれません。
01番グロリアムンディ(注目馬)
前走はダートではなく芝、それも宝塚記念G1ということで12着と大敗しましたが、ダートでは未だに連対を外していません。
2走前のアンタレスSこそ、あのオメガパフュームに差し負けましたが、この馬も早めに動いてのもので先行勢で残ったのはこの馬くらいと、強い内容でした。
ダートではまだまだそこを見せていませんし、さらに成長しているようであればここで通用してもおかしくは無いでしょう。
10番クラウンプライド(注目馬)
3歳馬としてダートチャンピオンに挑みます。前走の時点で古馬にチャレンジしたのですが、その時点でも2着と古馬相手に通用することは証明済みです。
春には、ダートの本場アメリカのケンタッキーダービーにも出走し、ハイペースの中先行出来ていたようにスピードが売り。小回りにも対応できるので、比較的小回りコースの中京で引き続きパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
05番ジュンライトボルト(注目馬)
前走シリウスSで重賞初制覇。ダートではまだ連対を外しておらず、底を見せていないこの馬が、チャンピオンに挑みます。
元々芝でも良いレースをしていたように、パサパサの乾いたダートよりは少しでも雨が降って時計が速くなる舞台はうってつけ。毎年、時計が速くなるこのレースへの適正も高そうです。
牝系は、エアグルーヴにさかのぼる名牝系で、大舞台でもこのメンバー相手に引けを取らないでしょう。
09番ノットゥルノ(注目馬)
前走地方船橋で行われた日本テレビ盃では、人気を裏切り7着と敗れましたが、休み明けや気持ちの面も影響した印象。何より地方の小回りコースはこの馬に向いているとはいえず、中京とはいえ地方競馬よりも多少はコーナーが緩くなる舞台は間違いなくプラスに働くはず。
調教も動いており、状態面も間違いなく上向いていて一発を秘めていそうな雰囲気です。
07番オーヴェルニュ(注目穴馬)
昨年のこのレースでは、6着と敗れましたが直線で不利があってのもの。
元々中京コースは大得意ですし、改めてスムーズな競馬が出来るのであれば3着以内があっても驚けません。
実際に今年も平安Sを除いて、中京の重賞レースで2着3着と好走しています。さらに今回の鞍上は名手ルメールジョッキー。流れに乗って激走を見せてくれないでしょうか。
これらチャンピオンズカップの傾向をよく理解し、
16頭の中に潜む実力馬を見抜き馬券にしていきましょう。
【チャンピオンズカップ-最終予想印】